30周年記念大会
Dr. R.G.”Wick" Alexander が1979年、札幌にて行われた日本矯正歯科学会における特別講演の演者として初来日され、その時 "The Vari-Simplex Disipline"(VSD)について講演されて以来、その治療方法および概念が日本の一部の矯正臨床医の間で注目されるようになりました。1981年にはVSDの基本から臨床応用までを網羅したコースが開催されるようになり、1985年に浅井保彦先生、小山勲男先生、出口敏雄先生、佐藤英彦先生の4人が発起人となりVSD研究会が誕生しました。
1989年、Dr. AlexanderがVSDから"The Aleander Discipline"と治療体系を改称されたのに伴い、1990年からアレキサンダー研究会(Alexander Discipline Study Club of JAPAN)へと改名し現在に至ります。
1994年には大阪市にて10周年記念大会、2004年に奈良市にて20周年記念大会、2009年には福岡にて25周年記念大会が盛大に開催されました。
そして2014年に東京にて30周年記念大会が開催されることとなりました。
30周年記念大会実行委員長 鮎瀬節子
アレキサンダー研究会は、今年30周年を迎えます。これを祝してアレキサンダー研究会30周年記念大会を開催します。メインテーマは
"Long-Term Stability" 30年で学んだこと、次世代へ伝えたいこと。です。
この30周年をアレキサンダー先生と共に歩んで来た研究会の大きな節目と考え、時代の変遷・世代の交代等の中で 過去を振り返り、未来の方向性について考える機会にしていきたいという主旨をメインテーマとして大会を企画いたしました。
プログラムについては、アレキサンダーディシプリンのエッセンスを凝縮して「おさらい」できるように アレキサンダー先生にはディシプリンを通して30年間で見えてきたことについて20の原則を交えて講演していただく予定です。初めてアレキサンダー先生の話を聴かれる方も、何回も聴かれている方も、久しぶりに聴かれる方も、それぞれの立場でご満足いただけるのではないでしょうか。さらに現在の矯正界における問題点、これからの矯正界への期待などをアレキサンダー先生に語っていただきます。そして、日本におけるアレキサンダー研究会としては、シンポジューム「長期安定性に向けて30年で学んだこと」を行います。また、「大症例展示」と称して、過去においてアレキサンダー先生によりグレーディングされた症例やまたその後の経過など、動的治療終了後の観察期間の年数順に展示する予定です。なお、大症例展示会場は大会前日より開放し、症例見学、ミニセミナーや相談会など、ご自由に参加していただけるよう計画しております。
過去30年の間にアレキサンダーディシプリンを体験された先生方、これから体験してみようとお考えの先生方、是非、秋の椿山荘でお会いしましょう。ご参加お待ちしております。
<テーマ>
"Long-Term Stability" 30年で学んだこと、次世代へ伝えたいこと
アレキサンダーディシプリン プリンシプルコース
2014年9月14日(日)~15日(月・祝)
14日:10:00~18:00
15日:9:00~18:00
会場:秋葉原UDX
秋葉原駅下車 徒歩3分 (東京都千代田区外神田4-14-1)
内容:-アレキサンダーディシプリン20の原則- 20の原則に基づいた講義とワイヤー実習
<基本理念 20の原則>
■ 診断と治療計画
■ 安定性を得るための目標
■ 使用ブラケットの特徴
■ ブラケットの正しい位置づけ
■ 顎整形力の利用
■ 実証されたアーチフォームと最新のフォースシステム
■ 対称性を創り出す
■ 最終のアーチワイヤーを装着してからエラスティックを使用する
■ 抜歯・非抜歯治療症例
■ 保定計画と長期安定性
■ LTSアレキサンダーシステム
■ 治療4ステップの模型を使用したボンディング・ベンディング・その他実習
症例展示/グレーディング/ミニセミナー
2014年9月16日(火)PM~
東京:ホテル椿山荘東京
アレキサンダー先生30周年記念特別講演
2014年9月17日(水)9:00~18:30
東京:ホテル椿山荘東京
30周年記念祝賀会
2014年9月17日(水)19:30~
東京:ホテル椿山荘東京
アレキサンダー研究会例会・講演
2014年9月18日(水)8:40~16:30
東京:ホテル椿山荘東京